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筋肉の緊張がゆるんで出るいびき 予防法
いびきは睡眠中や意識がなくなった時に、上顎の奥の柔らかい部分である軟口蓋の筋肉が緩んで、呼吸のたびに軟口蓋が震えて出る音です
軟口蓋は起きていつときは食道と気管の切り替えで緊張していますが、寝ているときは筋肉の緊張がゆるんでいます
私はいびきなんてしていない!!
そういう人もいますが、大小ありますがいびきは誰でもかいています
また、喉の奥の口蓋垂(のどちんこ)も疲れているとゆるんで、喉の奥に落ちてしまいます
そのため、空気の通路が狭くなり、震えていびきとなることがあります
口を開けて眠っていると狭い通路にたくさんの空気が流れてきて、振動も激しくなり、いびきも大きくなります
いびきをかきやすい人
- 太っている方
- 軟口蓋の大きい人
- 顎が小さい人
- 鼻閉などで口呼吸になってしまう人
これらは呼吸の時、空気の通りが悪くなるといった共通点があります
高さのある枕や、枕の位置が悪いと空気の通路はさらに狭くなります
そこでいびきが気になる人は、低い枕にしたり、横向きに寝ると通路が広がり、呼吸が楽になり軟口蓋の震えが最小になると思います
いびきは、生活習慣や寝姿勢、鼻の状態などによって引き起こされるため、改善にはさまざまな方法があります。
【生活習慣の改善】
・肥満を改善する
・アルコールや喫煙を控える
・喉の筋肉を鍛えるエクササイズを行う。
【寝姿勢の改善】
- 横向きやうつ伏せで寝る
- 抱き枕や専用の枕、クッションを使う
- 睡眠環境の乾燥を避ける
【鼻の状態の改善】
・鼻づまりがある場合は、内服薬や点鼻薬、鼻うがいなどで治療する
・鼻茸症や鼻中隔湾曲症、肥厚性鼻炎などが原因で症状がひどい場合は、手術などの外科的治療を行う