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肩こりと自律神経の関係

肩こりと自律神経の関係

肩こりに悩まされている人は非常に多く、その原因は多岐にわたります。

中でも近年注目されているのが「自律神経」との関係です。単なる筋肉の疲労や姿勢の悪さだけでなく、心身のバランスを司る自律神経の乱れが、肩こりを引き起こす大きな要因になっているのです。

自律神経と肩こりの関係、肩こりが起こるメカニズム、さらに自律神経を整えることで肩こりを軽減・予防するための具体的な方法

そもそも自律神経とは?

自律神経とは、私たちの意志とは無関係に働いている神経で、心臓の鼓動、呼吸、消化、体温調節、ホルモン分泌など、生命活動の根幹を担っています。

自律神経は以下の2つに分けられます。

交感神経

活動時やストレス時に働き、心拍数を上げたり、筋肉を緊張させたりします。

副交感神経

リラックスしているときや睡眠中に働き、体を回復モードに導きます。

この2つの神経はシーソーのようにバランスを取りながら働いています。ストレスが続いたり、不規則な生活が続くと、このバランスが崩れ、さまざまな不調が現れます。肩こりもその一つです。

自律神経の乱れが肩こりを引き起こす理由

1. 筋肉の緊張が続く

交感神経が過剰に働くと、身体が「戦闘モード」になり、筋肉が常に緊張状態に置かれます。特に首や肩の周囲はストレスに敏感な部位であり、過度な緊張により血流が悪くなり、老廃物が溜まりやすくなります。これが慢性的な肩こりの原因になるのです。

2. 血流の悪化

自律神経の乱れは、血管の収縮・拡張のコントロールにも影響します。血流が悪くなることで、筋肉に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、疲労が蓄積されやすくなります。これも肩こりを引き起こす大きな要因です。

3. 呼吸の浅さ

ストレス状態では呼吸が浅くなります。呼吸が浅いと酸素が体全体に行き渡らず、肩周りの筋肉にも十分な酸素が供給されなくなります。結果として、肩こりや首こりがひどくなります。

肩こりを悪化させる生活習慣

自律神経を乱すような生活習慣は、肩こりを慢性化させます。以下のような習慣には注意が必要です。

•スマホやパソコンの長時間使用

•姿勢の悪さ(猫背、前かがみ)

•睡眠不足

•不規則な食事

•ストレスの蓄積

•運動不足

これらはすべて、自律神経のバランスを崩す原因になります。改善することで、肩こりの軽減にもつながります。

自律神経を整えて肩こりを改善する方法

では、どのようにして自律神経を整え、肩こりを改善していけばよいのでしょうか?以下に実践的な方法をいくつかご紹介します。

1. 深呼吸と呼吸法

呼吸は自律神経にダイレクトに影響します。特に「腹式呼吸」は副交感神経を優位にし、リラックス状態を促してくれます。

•ゆっくり息を吸い、肺だけでなくお腹がふくらむように意識する

•吸う時間よりも吐く時間を長めにする(例:吸う4秒→吐く6秒)

一日数分でも続けることで、肩の力が自然と抜けやすくなります。

2. 軽いストレッチと体操

肩や首周りのストレッチは、筋肉の緊張を和らげるだけでなく、自律神経のバランスも整えてくれます。朝や仕事の合間、入浴後などに以下のようなストレッチを行うのがおすすめです。

•首を左右にゆっくり倒す

•肩を上下に動かす

•両肩を後ろに大きく回す

無理のない範囲で、心地よい程度にとどめるのがポイントです。

 

3. 規則正しい生活習慣

自律神経のリズムを安定させるには、生活リズムの安定が欠かせません。

•毎日同じ時間に起き、同じ時間に寝る

•就寝1時間前はスマホやテレビを控える

•朝日を浴びる(セロトニンの分泌を促進)

•夜は間接照明やアロマなどでリラックス

これらの習慣は、副交感神経の働きを助け、体を「回復モード」に導いてくれます。

4. 食事で内側から整える

栄養バランスの良い食事も自律神経を整えるために重要です。以下の栄養素が特に効果的とされています。

ビタミンB群:神経の働きを助け、疲労回復にも効果あり(例:豚肉、納豆、玄米)

マグネシウム:筋肉の緊張を緩和(例:アーモンド、バナナ、豆腐)

トリプトファン:セロトニンの材料になる(例:チーズ、卵、豆製品)

カフェインやアルコールの過剰摂取は、自律神経を乱す原因になるため、控えめにしましょう。

 

心のストレスケアも忘れずに

 

肩こりを訴える人の中には、「精神的なストレス」が原因になっているケースも少なくありません。例えば、職場や家庭での人間関係、プレッシャー、不安などが交感神経を常に優位にし、心身の緊張を招きます。

•カウンセリングやメンタルトレーニングを受ける

•趣味や好きなことに時間を使う

•感情を紙に書き出すジャーナリング

このように心のケアを日常に取り入れることも、自律神経の安定、ひいては肩こりの緩和につながります。

まとめ:肩こりを根本から改善するには「自律神経」がカギ

肩こりを一時的にマッサージで和らげるだけでは、根本的な解決にはなりません。自律神経の乱れに着目し、生活習慣を見直すことで、肩こりは驚くほど改善されることがあります。

毎日の小さな積み重ねが、自律神経の安定につながり、それが心身の健康へと導いてくれるのです。「ただの肩こり」とあなどらず、自分の生活全体を振り返るきっかけとして、ぜひご参考にしていただければ幸いです。

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