スタッフブログ
鼻のトラブルについてパート2
鼻呼吸で自律神経を整える
自律神経とは、人の意思とは無関係に、体の機能を自発的に調整する神経系です
「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経から成り立っています
「交感神経」は活動するための神経です
「副交感神経」はリラックスのための神経です
これらがまるでシーソーのように、バランスをとって働いているので、心身が健やかに保たれているのです
リラックスが大切だから副交感神経だけを高めようというような単純な話ではないのです
「自律神経全体をバランスよく整えていくことこそ重要です」
ちなみに「過敏性腸症候群」という病気をご存知でしょうか?
この病気が不思議なのははいろんな検査をしていても異常が見当たらないのに、なぜか下痢や便秘、腹部の針などの症状が出るところです
主な原因は、腸の運動や、分泌機能の異常にあるとされています
そして、この病気は自律神経が深く関わっていることが指摘されています
腸そのものには異常がなくても、ストレスによって自律神経が乱れ、それに腸が影響を受けて機能不全に陥るという流れのようです
それほど腸と自律神経は関係しているのです
このストレスをうまくやり過ごし、自律神経に働きかけて、自律神経の乱れを修正して心を落ち着ける効果があると言われているのが「鼻呼吸」なのです
今回の「過敏性腸症候群」の患者さんに限らず、あらゆる方に鼻呼吸のストレス解消効果は期待できます
イラッときたら、まずはゆっくり鼻呼吸を行ってみてはいかがでしょうか?
不調の原因は口呼吸なのか?
口呼吸の弊害として現れる症状に「口臭」があります
一般的に加齢とともに悪化するものですが、この臭いの原因は「イソ吉草酸」という物質で、汚れた靴下と同じ物質です
しばらく歯磨きをせずに口の中を測定すると、その汚れは公衆便所の便器の雑菌にも匹敵するくらいになります
口の中はそれくらい不衛生なのです
それを防ぐのが「唾液」なのですが、口呼吸を行っていると唾液の分泌が阻止されます
すると口臭がひどくなり、汚くなって、口内感染や歯周病、虫歯などが引き起こされ、不快感や痛みでやがて「うつ」などにもつながり様々な疾患の原因になります
口呼吸が引き起こす可能性の高い病気や症例
①免疫の乱れで起こる病気や症状
・アレルチー疾患(アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎)
・膠原病(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎)
・ベーチェット病
②自律神経の乱れで(交感神経優位の時間が長くなる事で)起こる病気や症状
・胃腸の疾患(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎)
・クローン病
・高血圧
・動脈硬化
・糖尿病
・肩こり
・不安(不眠)
③口の中で起こる病気や症状
・口臭
・ドライマウス
・歯周病
・歯列不正
・顎関節症
④その他
・風邪
・インフルエンザ
・いびき
・うつ状態、うつ病、パニック障害など
これらを予防、改善するために鼻呼吸を意識するようにしましょう
この他には、硬い食べ物を食べるのも有効です
噛むことは唾液が多く分泌され、メリットが多いです
ブログが気になる方、ご質問がある方はぜひこのは整骨院へ
交通事故24時間対応‼︎
電話番号☞086-465-5639