四十肩、五十肩について、夜寝ている時にうづく痛み、肩を動かそうとした時の痛みや肩が上がらなくなるなどの症状で治療に来られる方が多いです。
四十肩、五十肩は別名肩関節周囲炎と呼ばれます。
原因は、肩板(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)や肩板の周りの筋肉が加齢に伴い変性し炎症が起こり痛みが発生します。痛みが出て、治療するのが遅れた場合は完治するのに半年から2年かかることもあります。
症状は、髪を結ぶような動作・帯を結ぶような動作での痛み、夜間痛、肩の初動作での痛みがあります。
四十肩、五十肩は炎症期、拘縮期、回復期と3つの周期に分かれます。
炎症期(症状が出て3日〜1週間):肩を少しでも動かそうとした時の激痛、夜間痛など
拘縮期:動かさない状態が続くと肩を動かせる範囲がだんだん狭くなる。
回復期:徐々に痛みが改善し動かせる範囲も広くなり痛みが出なくなる。
治療も周期によって異なり、
炎症期では痛みを取る治療を行います。寒冷療法(アイシング)、超音波、肩に関連する周囲の筋肉を緩めます。
拘縮期では肩に関連する関節や肩甲骨を徐々に動かして治療を行います。温熱療法(ホットパック・入浴など)運動療法(ストレッチ、筋力強化)を行います。
回復期では痛みも軽減していくので、しっかりと関節の可動域を増やしていきます。温熱療法、運動療法も積極的に行います。
四十肩五十肩の症状は痛みの感じ方など個人差もあり、炎症期で気づかず放置される方も多いです。
拘縮期の期間が長ければ長い程、治療にも時間を要します。大切なことは、いかに早く痛みを抑え回復期まで持って行くかが治療で重要になっていきます。
また肩の痛みでお悩みの方はいつでもお問い合わせください。
次回は肩のストレッチや自宅でできる運動をご紹介します。
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